山陰本線 特牛-滝部 D51 256 昭和49年3月17日

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 この場所は私のお気に入りの場所でした。

自宅を朝5時40分に出て、最寄の駅より3回乗り継いで、下関よりD51牽引の客車に乗り、特牛駅下車して、この場所へようやく到着。
三脚を立ててカメラを装着し、シャッタースピード、絞りを決めて待つ。

遠くからボーッという汽笛がこだまして聞こえる。だんだん汽笛が近くなり、煙が山間から見えてくる。そして煙を吐きながらデゴイチが
25パミールの勾配をドラフト(ブラスト)音を響かせながらだんだん迫ってくる。

シャッターを切り、手動でフイルムを巻き上げ、カメラアングルを決め次のショットを狙う。私の心拍数も緊張と興奮で2倍に跳ね上がる。

デゴイチのものすごい音と煙を後にトンネルの中へ入ってゆく。

しばらく放心状態のような充実感で一杯になる。それと同時に終煙が近い寂しさも沸いてくる。そして撤収し次の撮影場所へ向かう。

現在は復活蒸気機関車も増えてきております。全国の復活蒸気に会いに行き、また新たな感動を再び味わいにいくぞー。

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